次世代リーダーに求められるコーチングメソッドを紹介
2024年3月5日(火)JustCo新宿ミライナタワー(新宿)とBASE managed by JustCo(虎ノ門)の二拠点にて、コワーキングスペースJustCo主催イベント『Just Evolve 次の自分へ行け〜迷わず進め!新米リーダーを未来へナビゲート〜』に35 CoCreation合同会社 CEO 桜庭理奈が登壇しました。
業種も、役職も、ビジネスの規模も異なる様々な企業や個人が集まり、同じ空間を共有しながらそれぞれが成長を目指しJustCoを利用する方々の
- リーダーシップってなに?
- リーダーシップのために、なにをしたらいいの?
- よいチームや会社ってどんな組織なの?
といったお悩みにこたえるため、桜庭から次世代リーダーの在り方やコーチングメソッドを紹介しました。
当日の桜庭の講演内容を抜粋しながら、イベントの内容を振り返ります。
組織文化づくりに必要なこと
まず、林檎の木のように、組織には、カルチャー(空気感)、組織(木)、リーダー(土)、人材(根)の相関関係が存在し、これらがうまくシンクロすることが文化づくりで重要になります。
リーダーが実践する4種類のコミュニケーションアプローチ
その上で、リーダーが実践するコミュニケーションのアプローチは以下の4種類があり、対話する相手に応じて使い分けていくことを意識することが重要です。
- カウンセリング(過去志向・ASK型)
- メンタリング/アドバイス(過去志向・TELL型)
- コーチング(未来志向・ASK型)
- ティーチング(未来志向・TELL型)
チームメンバーの育成を目指す際、目を向けるべきこと
チームメンバーの育成を目指した対話を実践する際、チームメンバーの経験年数とリーダーによる権限移譲の相関関係に目を向ける必要があります。
実は過去志向のTELL型(教える)と未来志向のASK型(問いかける)コミュニケーションの間にはリーダーがぶつかる「魔の壁」が存在します。
教える相手の成長フェーズに合わせ、リーダー自身も変わる必要がありますが、これまでの型にはまり、「魔の壁」にぶつかることで未来志向のASK型(問いかけ)へとリーダーが成長できないケースが存在します。
そのような時は、自分が正解だとは思わず、常に「ひょっとして」という疑問を自分に投げかけ、俯瞰して状況を分析しつつ、謙虚な姿勢で答え探しをすることが大切です。
この「ひょっとして」という疑問を自分に対して投げかける習性を身につけることで効果的なコーチングの型を築きあげることができるのです。
参加者の様子
随所で講師の桜庭から参加者に対する質問やディスカッションが行われ、ワークショップのような双方向のコミュニケーションが見られる講演会となりました。
参加者がビジネス経験年数の少ない層からチームリーダー層まで幅広かったため、質問やコメントが多岐に渡り、参加者間での学びや共有が見られました。
始めから終わりまで参加者の高い熱量が感じられ、次回のセッションを求める声まで上がり、大盛況でイベントを終えました。
イベント概要
Just Evolve 次の自分へ行け〜迷わず進め!新米リーダーを未来へナビゲート〜
- 日時: 2024年3月5日(火)
- 場所: JustCo新宿ミライナタワー(新宿), BASE managed by JustCo(虎ノ門)
- 主催者:JustCo DK Japan株式会社
講師プロフィール
桜庭 理奈(さくらば りな)、35 CoCreation合同会社 CEO
元GEヘルスケア・ジャパン株式会社アジアパシフィック地域統括のHRビジネスパートナーとしてGEヘルスケア・ジャパンへ入社後、人事本部長、執行役員を歴任。
2020年に35CoCreation(サンゴ コ・クリエーション)合同会社を設立し、多様な業態や成長ステージにある企業で人事部長不在の企業間で、シェアドCHROサービスを開発提供し、経営・組織・リーダーシップ開発コーチング、アドバイザリー活動を伴走型で支援。経営者や人事担当者向けの執筆コラムも多数出版。
国際コーチング連盟認定PCCコーチ。一般社団法人日本オントロジカル・コーチング協会 代表理事。1on1コーチ、チーム・コーチ、ヘルス・ウェルネスコーチとして活躍中。愛知県出身
35 CoCreation合同会社について
35 Co Creation(サンゴ コ・クリエーション)合同会社は、「ヒトの心・身・信の3つの領域の真を統合することを通して、リーダーシップの進化を大胆に促進し、地球を次世代へ手渡していくリーダー人材を開発する」をミッションに掲げ、日本初上陸オントロジカル・コーチングのアプローチに基づいた組織開発、次世代のリーダーシップ開発、人材育成、組織風土改善を支援するコーチング事業を運営しています。
オントロジカル・コーチングは、自分自身の価値観・信条・倫理観、思考傾向など自身の在り方を理解することで行動習慣を本質的に変える、ヒト起点の改革を支援します。この改革を通じて、組織における価値創造、人材育成、組織改革を実現します。